夢見るバンドマン

心の片隅に生まれた感情であったとしても
1つでも「やりたくない」って思ってしまったことは、やるだけで気持ち悪くなる。
当たり前なのかもしれないけど、
でも社会はあまりにもその「やりたくない」が多すぎる気がする。
みんな活き活きと生きていない。
やりたいことだけやって生きている人は、この世には1%もいないのかもしれないけれど。

人生の延長戦は綱渡りみたいなもんだった。
諦めたり少し気が緩んだ瞬間、本当に何もかも終わる。
別に綱を渡りたくて渡っているわけではないのに。

本当は超頑丈なガードレールで守られ、
行き先が書かれた看板が立っている、
きちんと舗装されたアスファルトの上を歩きたいのに。



けど全部これまでのツケ。
言葉に「のに」が付いた時点でそれは言い訳。
どうしても諦めきれなかった自分自身の弱さ。
「夢見る少女じゃいられない」って曲があるけど、
「夢見るバンドマン」って余計にタチが悪いな。

誰かに言われっぱなしの人生は嫌で、方向転換した。
アスファルトを歩いていた僕は、
進行方向とは逆の方向に吊るされた細い綱を渡ることにした。
自分で決めた。
誰かに何か言われる筋合いはないけど、
昨日夢の中に親が出てきてハッとした。
何やってんだ自分、って思った。



目が覚めて、同時にいろんな人の顔が頭に浮かんだ。
時間がない。やらなきゃいけないことがたくさんある。
やりたいことがたくさんある。

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